「そーなんだぁ。陽汰とは真逆な感じだね」


「あ!?なんだよ!どーゆーことだよ!」


「陽汰は目立つけど気が利かないじゃん。牧田くんは目立たないけど気が利く。逆じゃん」


「そっ!んなことねえよ!?俺めっちゃ気ぃ利くじゃん!」



「佐賀ー、ちょっと来い」



担任に呼ばれ、
不貞腐れながら歩いていった陽汰。



「で、答えは?」


「何も知らないからって。」


「まぁ、そうだよね。」