キミ依存症 ―責任取って、そばにいて―




「そう言えばさ、出木杉君、阿久津君ってさ、高校入って一番最初にいのに告ったよね。」



「告られたね。」



「フッたんだっけ。」



「なんにも知らなかったし、告られた理由も分かんなかったしね」



「牧田と同じじゃんそれ」


「あ。」



阿久津には、高校入学して1ヶ月ぐらい
経った時、空き教室に呼ばれて告られた。


その時から人気だった阿久津には
告る人がたくさんいて、
でも全部断ってた。


だからあたしハテナだよね。


なんであたし!?みたいな。