「ね。」 コトッ 優稀、陽汰、あたしで話していると 机に紙の箱ジュースが置かれた。 見上げると、 「昨日の礼。さんきゅ」 「どーいたしまして。ところで治ったの?」 隼虎だった。 「ん。朝計ったら37.5だったし。」 「は、それ微熱あるじゃん!」 「大丈夫。帰宅部だし。帰ったら寝る」 「アホ。」 「え。」 「辛かったら言いなさい。言わなかったらぶん殴るからね」 「え、俺殴られんの………。つーか、矢地は俺の母親かよ。」 クククと笑う隼虎。 「失礼な。でも、無理すんなよ〜」 「おう。」