キミ依存症 ―責任取って、そばにいて―





「はぁ〜面白かった」


「こっちはなんも面白くないんですけど」


「そんな不貞腐れんなってー」


「もうやだ」


両手で顔を覆う隼虎。


「ハウルの動く城の髪色変わっちゃった時のハウルみたいな落ち込み方だね。」


「たとえが長いよ……。」


「あ、ごめん。」



落ち込みながらも隼虎は
あたしに、トマトジュースを
出してくれた。



「で、なんで学校だと地味男クンやってるの?あたし、存在すらうろ覚えだったよ」


「それ普通に酷いよ。……まあ、俺がわざとそうしてるのが悪いんだけどさ」



「ねぇ、なんで?」