「ん?あ、あぁ、ごめん、何?」 わたしは桜子に聞き返した 「ちょっとー、さっきからー!ちゃんと人の話聞きなよねー」 「ごめんごめん!」 桜子はぷーっと口を膨らませて 窓から離れて 鞄を肩にかけた わたしも、慌てて後に続いて 窓から離れ、さっきまで数学をしていた机に置き去りにしていた鞄に手を伸ばした 「戸田のこと、どう思ってんのかなって! でもまぁ、その調子じゃ戸田が入る隙は無さそうだね」