戸田くんが放ったボールが、綺麗な アーチ状になって ゴールネットを揺らした 「さすが、サッカー部期待の新人だね」 桜子が一言そういった 「うん…」 わたしは外をぼんやり眺めなていた 季節はすっかり変わった ピンクの木が緑に変わった 吹く風もなんだか少しだけ変わった気がする 「明、どうなの?戸田くん!!」 桜子が私の肩に、自分の肩をぽんとあて、 わたしの体が揺れた わたしはそれで我に返った