「色んな意味で暑いから先に教室に戻ってるね」 スタンとステージから飛び降り、出口に向かって歩き始める。 「あ、そうだ。帰りアイスにアイス食べよ。勝負頑張ってねー」 他人事のよう私は言った。 キョトン、とした顔でこちらを見る陽翔と海翔。ほんとそっくり。 私は体育館を後にした。