ふと思った

あいつ最後に

〝美月をよろしく〟

って・・

自分の寿命が近いことを

悟っていたのか?

俺に美月を託したっていうのか?

優奈「ちょっと大丈夫?」

『・・あっ、あぁ』

優奈「美月ちゃん学校終わってから面会時間ギリギリまで側にいるの。笑顔で聖夜くんの側にいるのよ?」

だからか

学校終わってすぐに帰るのは

優奈「美月ちゃん、聖夜くんが運ばれてきた日に自分のせいだって・・攻めてた。私なんか幸せになっちゃいけないって」

あの無表情に無関心はそこから?

優奈「美月ちゃんを助けたくて聖夜くんはあんたに頼んだのかな?」

俺に・・

優奈「私からもお願い。美月ちゃんを助けてあげて」

その言葉を聞いたあと

姉貴の肩に手を当てる

2.3回叩いたあと、神野聖夜が待つ病室に戻った