みんなのご飯を食べている顔は笑顔で

こっちまで嬉しくなる

『ふふっ』

建「美月ちゃんが笑った・・」

無意識に笑っていた

恥ずかしくて台所に急いで戻る


なんで笑ったんだろう

幸せになんてなっちゃいけないのに

さっさと片付けて帰ろう


鍋やら洗っていたら

結城「どうした?」

後ろに結城がいた

結城「また前の美月に戻ったな」

『え?』

結城「いや、こっちの話」

また洗い物に集中しようとしたら

結城「お願いがある」

『何?』

結城「明日から夕飯をみんなに作ってくれないか?美月の都合のつく時間でいい」

『ここにはコックさんがいるんじゃ?」

結城「今日は少なかったが、いつもは100人弱が飯を食いに来る。コック1人じゃキツイんだ。それに美月の料理うまいし」

うまいっていう言葉にドキッとした

うれしかったんだ・・

でも・・

私は幸せには

〝美月、いいんだよ。幸せになって〟

聖夜?