演奏中の彼から目を離すことは出来なかった いや、離すなと、 となわれていたかのようだった 演奏終了30分後、 誰1人として席をたたなかった、 立てなかった。 そんな私達をみて、 ふっと自慢気に笑った彼を私は覚えている