今日はキミがお休みの日。

朝から僕が嫌いな掃除機をかけたり

なんだか綺麗にしている。

そんなこと僕には関係ないけどね。


『ちょっとまて!』


急に足を掴まれて少し毛並みが立つ。


……ビックリするじゃないか。


『コロコロするわよ!』


そして僕の背中にコロコロを押し付ける。

僕の毛がぁあぁあ。

あれ?でも、なんだか

気持ちいいぞ?


『痛くない~?』


凄く気持ちいいよ。

あ、そこそこ。

いやぁ、体が伸びてしまうぅ。


『よし!終わり!』


そんな!

これからってときに。

でもキミは忙しそうに

あっち行ったり、こっち行ったり。


そしていつのまにか落ちていた瞼が

インターホンの音で持ち上がった。