意味不小説(笑)短編集

「俺は大企業に就職するんだからな。
みりはついてくるな、だな」

社会から繋がった大企業に就職……。

じゅる、とよだれが出たのは内緒と言うことで


「ついてこないわよ、水商売に収まるわ。
はははぁ」

「まぁ生き方に任す」

……あ。

欲しい奴に、水商売やるなんて思いっきり言っちゃったじゃん!
なんて爆弾発言をしてしまったんだ、あたしは


「あ、もしもさ、もしも……」

「ん?」

さっきの話題に戻したくて、もしもで導いた。

「彼女……とか奥さんが水商売って許せる?」

そういうのを許さない男性だっているかもしれないのだから。
だからあえて聞いてみたのだ。水商売承認派か。

未来的将来的につき合う男性かもしれないしね?

モノにすると企んだ、あたし……。

「許せる。でも内緒は許さないな。俺は」

「ふぅーん。内緒でも良いじゃん」

内緒が許されないなんて。
オンナかわいそうじゃん、まぁあたしもだけど

そう言ったあたしは、京夜に手首を掴まれた。

「ちょ、痛いよ京夜!」

「好きな女に見知らぬ男が触れると腹立つんだよなぁ……」

嫉妬派なんだなぁ。
あたしが奥さんで夫はホストでも許せるけどなぁ。

感情に揺られてしまうのは仕方ない、きっとそれは遺伝のせいだよ。


てか、

気づいたら廊下でずっと話していました。

そろそろ還るべき場所に戻らなくてはならないのです。

でも、気付いたのは
彼は嫉妬しちゃう派だということ……。