透明感のある少女はこちらを見つめてきた。
何も言わず、少女は名も無き戦士の戦闘が終わるのを見守っていた。
「……」
何も言わないから、怖い。
「大丈夫ですか?」
何も言わないなら、自分で聞くかと思った。
「大丈夫です。戦闘は無事のようですね」
無事とは、何もない事。無の事と言うのか。
勝手に解釈したが。
「さりな。やっつけたぞ!」
勝利を喜ぶ名も無き戦士。
「……無事で良かった」
喜んで良いかもわからずな、私。
導かれるがままの自然なハイタッチ。
その姿を見た、ツインテールの少女は無表情のままだった。
驚きを隠そうにも隠せないのが、私だ……。
