伊東と別れて
自室に戻ると……
「よぉ」
怖い顔をした(←普通)土方がいた
同室の沖田は、ニコニコしている
背筋が伸びた
「珍しいですね…」
「なんのつもりだ?説明しろよ」
「僕も気になる!
縁がいくら馬鹿でも、なんの得にもならないって、わかるでしょ!?」
「……」
「おどされてんのか?」
「まさか!!!」
「おめぇは、警戒心がねぇのか?
あの先生が、忍の仲間だったら?」
「忍は、もう来ない」
「なぜわかる」
「来ないって、言った」
「……ガキじゃねぇんだ!
来ないって信じてんのかよ!!」
「うん」
「「……」」
「土方さん、質問を変えましょう」
「…そっ そうだな」
「副長、沖田さん
質問の前に、聞いて下さい
男として、縁として…新選組にいたい
でも……私は、由縁です
自分が自分でなくなるのは、怖いんです
非番の時だけ、由縁に戻りたいんです
先生となら、普通でいられるから…」
縁として生きる由縁の不安な気持ちを
初めてちゃんと聞いて、土方と沖田は
黙った
(先生と恋仲になりたいわけではない
でも、病が怖い
私は、生きたい
縁としても、由縁としても…
嘘ではないから…
どうか、信じて…)
自室に戻ると……
「よぉ」
怖い顔をした(←普通)土方がいた
同室の沖田は、ニコニコしている
背筋が伸びた
「珍しいですね…」
「なんのつもりだ?説明しろよ」
「僕も気になる!
縁がいくら馬鹿でも、なんの得にもならないって、わかるでしょ!?」
「……」
「おどされてんのか?」
「まさか!!!」
「おめぇは、警戒心がねぇのか?
あの先生が、忍の仲間だったら?」
「忍は、もう来ない」
「なぜわかる」
「来ないって、言った」
「……ガキじゃねぇんだ!
来ないって信じてんのかよ!!」
「うん」
「「……」」
「土方さん、質問を変えましょう」
「…そっ そうだな」
「副長、沖田さん
質問の前に、聞いて下さい
男として、縁として…新選組にいたい
でも……私は、由縁です
自分が自分でなくなるのは、怖いんです
非番の時だけ、由縁に戻りたいんです
先生となら、普通でいられるから…」
縁として生きる由縁の不安な気持ちを
初めてちゃんと聞いて、土方と沖田は
黙った
(先生と恋仲になりたいわけではない
でも、病が怖い
私は、生きたい
縁としても、由縁としても…
嘘ではないから…
どうか、信じて…)


