「縁!!俺…今でも、由縁が好きだ!!
でも、お前が縁として生きたいなら
俺は、支えになりたい!!」



「そういう事だ
切腹は、しなくていい」



「もう、やりたいことは出来たから
縁のところに行きたい」



「由縁!!俺!!縁から聞いてたんだ!!
妹は、男みたいに振る舞ってるって!!
気づいてやれなくてごめん!!
予想以上に男みたいだけど
やっぱ、由縁は縁の言う通り可愛い!!」



「あ?可愛い……って、大丈夫か?」



「僕も可愛いと思ってるよ!」

「俺も」「俺も」…






永倉が縁から小刀を取り上げ、抱きしめる



「死んだりしたら、また会えなくなる…
やっと、会えたんだぞ」


「……みたらし団子食べたい」


「おう!買ってやる!!」


「……明日……皆の分も……作るぅ」


「おう!お前の団子食いてぇ!」


「うぇっ…ん……
縁に会いたいんだけどぉ……
どし…たら……いいのぉ?」


「我慢しろ」


「永倉君!気の利いたこと言ってよ!」

「新八には、無理だっ!」

「俺が慰めてやろうか?」

「「土方さんは、ダメ!!!!!」」




「ははっ…」




「君には、たくさん兄がいる」



近藤が微笑んだ



「はい……お兄ちゃん!」


「まてまて!俺…お兄ちゃんやだ!」

「お兄ちゃん!」

「ええーーー」



泣き笑いしながら永倉に抱き付く




「本当、素直やないなぁ」

「だな」