「藤堂さぁーん!」


「えっ…えにっ…縁!!こんにちは!」


「こんにちは!!」




すっかり元気になったので

同じく落ち込んでいるだろう藤堂の所へ



「藤堂さん!!
俺…詩乃を褒めてやろうと思います!
新選組の大事な組長を守ってくれたから!
へへっ 藤堂さんも、笑ってないと
詩乃に心配されますよ!!!ね!!!」


「縁ーーー!!!」


(詩乃が言ってたな……
男の人が泣いてたら、どうしていいか
わからないって……
まさか、同じような状況になるとは……)



「藤堂さん!!ヨシヨシ!!
もう、泣かなくていいですよ!
笑いましょー!!」



抱きつかれ、とりあえず背中に手を回し

擦る



(非常に困る
早く泣きやめーーー!!!)







やっと泣きやんだが


離れてくれず


困っていると







「お前ら…何してんだ」









通りすがりの原田が、誤解して






藤堂、広瀬 男色の噂が広まった







土方に呼び出され、2人して

説教と拳骨を貰い





笑った