山崎が、新選組にいる間者を見張り

とある神社で新選組の宴を
襲撃する計画をしていることがわかった



幹部会議に監察方が呼ばれた



「縁さんは、舞妓になれるんですよね?」



伊東がニヤニヤと提案してきた



〝店の子を危険なめにあわせられない〟



引き受けることになったが



「縁さんは、戦わず捕まって下さい」



「……」



「監察方が後をつけ、助け出します」






会議がお開きになると


「少しいいか」

「はい」




縁が無言だった事を心配した土方から

散歩中に誘われ、庭へ




「伊東さんと、何かあったのか?」

「…詩乃に、何かしようと…
普通に触れようとしたのかもしれないですが…」

「平助にお前と詩乃の事
しつこく聞くみたいで
どうしたものかと…
ところで…詩乃と、上手くいってるみてぇだな」



ニヤリと土方から見られ



「フリですから」


「口づけしてたのに?」


「……見てたんですか?」


「皆でな……クククッ」


(……最悪)


「皆、お前が心配なんだよ」


「大丈夫ですよ…」


「何でも言え
お前が背負い込むと、ろくな事がねえ」


「ははっ もう、大丈夫ですから!」



自害しようとしたことを蒸し返され

ばつが悪く、笑って誤魔化した