縁が輪を首に掛けようとした時だった


ドォーーーーーーン




大砲の音がした


外の様子が気になった


「縁!!動けるか!?」

「はい!!」



新選組として、戦って死ねる


そっちの方が、縁らしい



そう思い、バタバタと支度をした



腰にさした縁の刀が、今日は重かった



きちんと誤解が解けたから謹慎が解除された訳でなかった







それでも、新選組として

刀を振れること



縁の手紙には、新選組の皆が大好きで

この仲間と共にありたいとあった



縁と同じ気持ちが、蘇る





新選組の縁になったこと


後悔したことは、1度もない









戦わなければ、やられる