翌日
目覚めた縁は、青ざめる
素っ裸で素っ裸の芹沢とひとつの布団
「嘘だろ…」
「おお…起きたか由縁
男所帯なのだから、もっと警戒しろよ?
お前の着物は、そこだ」
大阪で、芹沢の盾になり
亡くなったのは縁だった
縁を抱え歩いていた芹沢に出くわした由縁
入れ替わり、縁として生きたいという
由縁の願いを芹沢は、叶えることにした
何事もなかったように、芹沢は起きて
着物を着る
縁は、布団で隠しつつ、着物に手を伸ばす
「今さら隠すこともなかろう」
そう言われても、コソコソ着替える
「ひとつ忠告だ
縁になるのなら、もっと笑うことだ
お前のように、獣のような振る舞いは
してなかったぞ」
芹沢が微笑むと ムッと口を尖らせる
「誰のせいだよ!? クソッ」
「縁は、そのような口をきかん」
「知ってるよ!うっせぇなぁ!!」
芹沢と言い合いをしながら、土方の部屋へ
試衛館の幹部らが集まっていた
「騒ぎ立てて… すみませんでした」
「まぁ今回は、大目にみてやってくれ」
「コホン お前のせいだろ…」
「なんだ?」
まだ小競り合いを続けている
芹沢と縁にため息
土方が怪我を心配する
「縁 大丈夫か?」
「はい!」
元気よく返事をするが
芹沢から頭をグチャグチャ掻き回される
「わぁ-!何しやがる!!やめろ!!」
そして、両頬をパチンと挟まれる
「痛ぇ」 ギロリと睨む
「もう1発、蹴られたいか?」
今朝の事を思い出し
顔を青くして、ぶんぶん横に振って
にっこり
「遠慮します」
由縁は、縁らしく振る舞う
芹沢のおかげで、縁らしく
笑えるようになった
目覚めた縁は、青ざめる
素っ裸で素っ裸の芹沢とひとつの布団
「嘘だろ…」
「おお…起きたか由縁
男所帯なのだから、もっと警戒しろよ?
お前の着物は、そこだ」
大阪で、芹沢の盾になり
亡くなったのは縁だった
縁を抱え歩いていた芹沢に出くわした由縁
入れ替わり、縁として生きたいという
由縁の願いを芹沢は、叶えることにした
何事もなかったように、芹沢は起きて
着物を着る
縁は、布団で隠しつつ、着物に手を伸ばす
「今さら隠すこともなかろう」
そう言われても、コソコソ着替える
「ひとつ忠告だ
縁になるのなら、もっと笑うことだ
お前のように、獣のような振る舞いは
してなかったぞ」
芹沢が微笑むと ムッと口を尖らせる
「誰のせいだよ!? クソッ」
「縁は、そのような口をきかん」
「知ってるよ!うっせぇなぁ!!」
芹沢と言い合いをしながら、土方の部屋へ
試衛館の幹部らが集まっていた
「騒ぎ立てて… すみませんでした」
「まぁ今回は、大目にみてやってくれ」
「コホン お前のせいだろ…」
「なんだ?」
まだ小競り合いを続けている
芹沢と縁にため息
土方が怪我を心配する
「縁 大丈夫か?」
「はい!」
元気よく返事をするが
芹沢から頭をグチャグチャ掻き回される
「わぁ-!何しやがる!!やめろ!!」
そして、両頬をパチンと挟まれる
「痛ぇ」 ギロリと睨む
「もう1発、蹴られたいか?」
今朝の事を思い出し
顔を青くして、ぶんぶん横に振って
にっこり
「遠慮します」
由縁は、縁らしく振る舞う
芹沢のおかげで、縁らしく
笑えるようになった


