山崎が、クナイに塗られた毒を調べ
解毒剤が作られた
ずっとシクシク痛んでいた傷跡は
すっかり良くなった
その代わり、胸が痛み
息苦しいことが増えてきた
(やっぱり、私は縁の妹だ
肝心なことは、言えないんだから
馬鹿は、私ね
治るかもしれない病と、生きることにしたんだから)
「やだ、何?
一人で笑ってるの?」
「伊東さんがいるだろ!」
「気持ち悪い子ね!」
「伊東さんの喋り方より、マシだ!」
「「はははっ」」
それから
すぐのこと
孝明天皇が亡くなられた
解毒剤が作られた
ずっとシクシク痛んでいた傷跡は
すっかり良くなった
その代わり、胸が痛み
息苦しいことが増えてきた
(やっぱり、私は縁の妹だ
肝心なことは、言えないんだから
馬鹿は、私ね
治るかもしれない病と、生きることにしたんだから)
「やだ、何?
一人で笑ってるの?」
「伊東さんがいるだろ!」
「気持ち悪い子ね!」
「伊東さんの喋り方より、マシだ!」
「「はははっ」」
それから
すぐのこと
孝明天皇が亡くなられた