「修哉、言い方はなんですが翼の言う通りですよ」
キレかける修哉を紘がなだめる
「…チッ」
「暴走族……ガラ悪そう(ボソッ。まぁいいや。
で、遠藤修哉、あなたは姫の…朝倉小雪姫の何?」
初めて会った女性の口から小雪姫の名前が出てきて、修哉たちは驚きと共に警戒を強めた。
「どうして、小雪姫を知っている?」
「姫は私の恩人。今も部屋に置いてくれてる。」
「…あんた、もしかして、『三葉』か?」
「翼?」
「小雪姫が前に呟いてた。『三葉が待ってるのに』って」
「あっ、俺も聞いたことある!確か…修哉の機嫌が悪かったから倉庫にいてもらった時だ」


