「…ん」





…そうでした。今…姫のとこに……

・・・急いで部屋に行かなければ





自分の部屋のベッドに腰掛けて考え始める





姫…『朝倉小雪姫』の願いは、
彼とその他の者達とのケンカ別れによる後悔の解消だ





でも…それは…“今”の願いであって
全てではない





今回は、そこまでは探れなかった





私に…罪悪感が芽生えてしまったから





一緒に暮らして、姫のことが好きになってしまった。
そんな姫の心を簡単に覗いてしまうという罪悪感





全てを知ることのできるこのチカラ
けれど私は、このチカラはもう使わない
使わずに、任務を遂行してみせる