姫にそーっと近づいて手を添える 左手を頭に、右手を胸に… ……たしか、こうだったよね? じゃあ何も起こらないのは何故!? 一旦中断して考える。 何が足りない? いきなり頭の中に流れる映像 その映像に視界が遮断される あ、今度は長い 『トレス、あなたの願いは何ですか?』 聴こえてきた、あの方の声 『大丈夫です。あなたの想いは、きっと叶えられます。さあ、願って…』 「…はい。…レイノル様」