姫の顔色が悪い それに、どことなく沈んでいるような… ずっと家にいるし。 これっていわゆる引きこもりってやつでは? なんて自分のことは棚に上げて三葉は考えていた 姫は、何も覚えていない、どこの誰かもわからない私を家に泊めてくれてる なにか…姫のために出来ることはない? 頭の中でシミュレーションしてみていると、三葉の頭に短い映像がよぎった ん?なんだ今の? 私の正体に関係あるのか? でも、今のが出来たら…姫の役に立てる 何故かそんな確信が三葉にはあった 今夜、やってみようか