「昨日…藍希さんに頼んで俺を帰らせた」





その言葉に、小雪姫は可愛いと思ったが後からイライラが湧いてきた





「…なんで?そんなの私の勝手でしょう?」





「…っ!……」





「私は、修哉にそこまで踏み込んで欲しくない」





小雪姫はそう言い捨てて部屋から出た





部屋を出ると、一斉に集まる視線





「なに?」





口調が荒いのは許して欲しい
少しイライラしてるんだ





いつになく不機嫌な声を出す小雪姫に、皆驚きからか、なかなか答えない





「いえ、修哉は…」





やっと答えたと思ったら…『修哉』って





「知らない」