中に入ると、小雪姫を壁と挟むように立った修哉

いわゆる壁ドンというやつだ





…と、修哉の端正な顔が接近してきて


そのまま…小雪姫の唇をふさいだ





「…ぷはっ。な、なんでいきなり…」





「……」





修哉は黙ったまま小雪姫を見つめる





「…なによ。なんか言ってよ」





「……なんでだよ」





ようやく発した言葉は、拗ねたような声





「は?なに?拗ねてんの?」





「拗ねてない!」





間髪いれず怒鳴ってきた





「怒鳴らないでよ…」





「…悪い。でも…ああいう時は、俺にも頼れよ」





「…?ああいう時?」