ミツバのお守り




「そうだ、お腹空いてないですか?」





とりあえず…と思い、聞いてみる
小雪姫はご飯の後、ちょっと落ち着いたら名前とかを聞こうと思っていた。
が…





「いえ、特には」





女性は話に乗ってきてはくれなかった
ここで小雪姫は言葉に詰まる
少し唸っていたがすぐに動き出した





「…えと…こっち来てください」





ドライヤーの片付けを「後でいっか」ということにして、リビングに向かう





そしてなぜか椅子には座らず、カーペットに、正座した
小雪姫につられてか、同じく正座した女性





その動作までもがとても綺麗で、小雪姫は思わず見とれてしまった