ミツバのお守り




「小雪姫、着いたよ。じゃ、行こうか」





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「藍希さん本当にありがとうございました。今度何かお礼しますね」





「いや、いいよ」





「でも、結局部屋まで運んでもらっちゃいましたし…」





「それは当たり前。小雪姫じゃああの人を部屋まで運ぶのは難しいでしょ」





「それは…そうですけど」





「ねっ?だからお礼はいいから。じゃあね」





藍希はそう言って、颯爽と帰っていった





「お礼…いいって言われちゃった」





しかし、それでは気がすまないらしい小雪姫は、





「よしっ!今度軽くお菓子作って持っていこ」





ということにした