ミツバのお守り




と、思ったら暖かい腕に包まれた。

体の小さな小雪姫はそれにすっぽり包まれてしまう





「心配した。もう一人で行くなよ」





「うん。ごめん…」





修哉は「よしっ」と立ち上がって、小雪姫の手を引いて、歩き出そうとした





「あっ、待って修哉。…車、呼べる?」





「どうした?疲れたか?」





「ううん。あっちに女の人が倒れていたの。だから…」





「ああ、わかった。倉庫に連れてくか」





「ダメ!倉庫じゃなくて、私の家に連れてくの!だから、私も車に乗って帰るね」