「ほら、修哉!」 小雪姫は「綺麗でしょう」と言わんばかりに手を広げる そんな小雪姫に修哉はカメラを向ける ーパシャッ 「ふっ、笑顔全開」 小雪姫を見ると、既に草むらに膝をつきなにかをし始めていた それを見ながら時々写真を撮るのが修哉のいつもの行動 だが今日は… 手元で音楽が流れ出した 「電話か。チッ、ゆきの写真撮れねぇじゃん」 心底残念そうにして電話に出た