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「じゃあ行ってくる」

「いってきまーす」





「小雪姫ってあそこ好きだよな」





「飽きないんですかね。まあだから二人で行かせたんですけど」





「やっぱり可愛いよなぁ」





そんな会話が後ろで話されていたことを二人は知らない





「ゆき、着いたぞ」





「ん、ありがと」





修哉に下ろしてもらい、小雪姫は公園……ではなくて、その隣の草むらに突っ込んでいく





「やっぱりそっちなんだな」





「うん。今はレンゲの花がすごいの」





言いながら小雪姫は草むらの奥にずんずん進んでいく