「さあー、始めるぞー」 中西はあたしの言葉を無視して、 前へ戻っていった。 「女子からやるとしようか。 時間かかりそうだからなー。 不要な物を持ってるやつもいるしなあ」 荷物検査が始まった。 意外とスムーズに 検査が進んでいく。 でも、7人目の女子の時、 中西が声高らかに言った。 「おい、村中。 これはなんだあ??」 「それは……」 村中珠理奈は答えられない。 「おまえ、これは学校に必要か?」 そう言って中西は、 カイロを地面に放り投げた。