激震少女+α(2)



あたしはユウヤを屋上に連れてきた。


「なにしてんのよ、もう!!」


「なにがだよ?」


「カバンよ、カバン。

てか、あんたいつから

教室にいなかったの?」


「拾ったんだよー。

いつからだったかなー??

忘れたわ」


「とぼけないでよ。

あんたカバンどこで拾ったの??

あれ、中西のなんじゃないの?」


「さあなあ。

誰のかなぁ」

ユウヤはあくまでもとぼける。

「職員室に行ったら、

誰かの机に落ちてたんだ」


「それは……置いてあっただけでしょ!?」


あたしが睨むと、

ユウヤは首をふる。


「落し物ってのは、

持ち主の手元にないってことだよな?」


「ま、まあ、そりゃあそうだけど……」


「あのカバンのそばに持ち主はいなかった。

じゃあ、落し物だ」


「……」


自信満々に言うユウヤを見て、

あたしはため息をついた。


そんなこと言ったら、

世の中落し物だらけじゃないのよ……



(gend)