要の言いたい大切な話とは
「律!変身しよう!変身っ!」
ーーー3人の動きが一瞬止まる。
ニコニコと隣から妙な事を言い放つ弟に兄はそっと額へ手を当ててやり、確認する。
「……熱は無いね…もしかして変な物食べ…」
冷静に対応する律だが、その手首を掴み顔を寄せながら要は言う。
「俺は正気だよ!…確かに変身っておかしかったかもしれないけど変身なのっ!」

「うっ……うん…ごめん?…でももう少し解りやすく説明してくれると僕ら、すごく助かるんだけど?」
要の気迫と本気な眼に圧され、何故か謝る律
ここで千尋が要に問う。
「えっと…具体的に要は律に何をして欲しいの?」
千尋も少し困惑の色が隠せない…
明音からの提案
「とりあえず、一度落ち着こう?ね?」
4人はソファーに座り直し、一同で深呼吸した。