一瞬、赤羽くんの目が泳いだ。
「な、なに言うとんねや。
ほ、方弁に...上手いも下手もないやろ」
「違う」
「...なんやて?」
目に見えて、赤羽くんの表情が厳しくなる。
「わざとらしいから。普通に話して」
「は?なに失礼なこと言うとんの?俺はもとからこの喋り方や」
がしっと襟首を掴まれる。
「嘘」
「嘘じゃない!!!!!!」
赤羽くんの目が燃えるようにギラギラとして、私を睨みつける。
「おどけもそろそろ見苦しい。
関西弁ももっと完璧なら口出しはしなかったけど。
わざとらしすぎるし、相手にするのが疲れ___」
ドスッ...
襟首を掴んだまま私を壁に押し付ける。
ぱっと首元の手が離れたとおもうと、
私を挟むようにして、赤羽くんは自分の両腕を壁に打ちつけた。
「...あんたに、...あんたになにがわかるんや!!!」


