眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




「うーん...それか「赤羽くん」...なんや?」



我慢が限界に達して、おもわず遮ってしまった。


「ギブアンドテイクってわかる?」


赤羽くんは肩をすくめて、


はいはいわかったよと言い、ため息をもらした。


「質問やめればええんか?」


私は頷く。


「で、ギブアンドテイクってことは、


るいやんも俺になんか質問あるっちゅーことやな?」


「...まあ」


質問では...ない。


確認のようなものだ。



「なんや?言ってええよ」


愛想よくニコリと笑う赤羽くん。


...私も、愛想よく笑って言った。






「...関西弁、下手ね」