眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




「てかさぁー」


赤羽くんは、私を抱いたまま生徒会室へとはいる。


「昨日も思うたんやけど、軽すぎやないか?るいやん」


ちゃんと食うとんの?と続ける赤羽くん。


「関係ない」


だんだん答えるのがめんどくさくなってきた。


...それに、私はもう煌月とは関わらないし。



「ふーむ。せやな」


赤羽くんが案外簡単に引き下がったことが少しだけ意外だった。


私は、ストンとソファに降ろされる。