眠たい王女様は夢うつつに現実をみる






足を動かさない私にしびれを切らしたのか、


苦笑いをしだす赤羽くん。


「...もーしゃあないなぁ」


と言うなり、私の体がふわりと浮かんだ。


「はははっ昨日と今日で合計2回目やねお姫様抱っこ♥」


「...うるさい」


軽く睨む私に


赤羽くんがフッと微笑んだ。