眠たい王女様は夢うつつに現実をみる





「・・・」


「・・・」


「・・・」


「・・・」


「...ま、いっか」


先に折れたのはシエルだった。


「あ、でも、昨日転校してったばっかりだよね〜?るーって確か」


「...まぁ」


「やばいんじゃないの〜?」


「...別に?」



少しの沈黙。そして、


「...うん。そっか〜」


なにかに納得したようにシエルがうなずいた。


シエルの目が『るーなら納得』と言っているみたいで若干不満だ。


...ま、いいけど。