眠たい王女様は夢うつつに現実をみる





「あ、それより時間大丈夫なの〜?」



...AM9:18



「大丈夫」


「そ〜なの?今何時〜?」



私の腕時計をのぞき込んだシエルは


じょじょに青くなって、冷や汗がたらたらと流れ始めた。


「る、るー。...これ、9時で見間違い無いんだよね?」


「ええ」


「...あきらかに、これは普通の登校時間過ぎてるよねー?」


「ええ」


「もう、遅刻だよ...ね?」


「そう」