「わ~楽しみ~♡るーと2人っきりでお弁当食べて~」
「...やっぱり俺も行き...」
「だーめ!俺ひとりでい〜の〜」
「...もう一回イギリス...いや、ブラジル行ってきてよ」
「それ日本の真裏じゃん!」
「...琉衣は誰にも渡す気ないから」
「何いってんの?るーは誰にも渡さないって、俺のセリフだから」
お互いの顔をまじまじとみつめあい、しばしの沈黙が下る。
「「...溺愛ヤバイね」」
見事に2人の声がそろって、どちらともなくぷっと吹き出し、
BARの開店時間までそのCafeからは陽気な笑い声が聞こえていた。