あーららと言う声が聞こえた。 「ははは。我らがお姫様は、とんだものぐさプリンセスだな~」 扉に背もたれて妖艶な笑みを浮かべているのは、イオだった。 「...おはよイオ」 「おはよう。ご機嫌麗しゅう~?」 「普通」 「そっか~」 「イオ、琉衣、お取り込み中悪いけど ご飯冷めちゃうから早く食べない?」 見かねた様子でルナが言う。 「あ、ご飯のことすっかり忘れてた~」