眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




「うーん...」



ルナは気に入らない、というようなうなり声をだし、



クローゼットから薄水色のカーディガンを取り出す。



「なんのこだわり...」



そのままでいいのに...と私は呟く。



「琉衣は女の子でしょ?」



「いまさらなんの確認?」



「いや、確認じゃなくて
女の子なんだから可愛い格好した方がよくない?」



「別に...面倒臭いよ」