眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




「まぁ~いっかぁ~いなかったのが悪いんだし~


普段ヨナちーがいて、なかなかるーにベタベタできないから


今のうちにしとこぉ~っと~♪」



ぽふっと私に抱きついてくるシエルの


ふわふわの茶色い髪の毛が額にあたってくすぐったい。



「シエル、琉衣、お茶しよっか。ちょうどクッキーが焼けたんだ」



「さ~んせ~い!るーもだよね!」



「うん」