眠たい王女様は夢うつつに現実をみる






...もちろん、ふざけているわけではないのは、


空気と尚と茜の表情が物語っている。



真剣な表情...というよりは、どこか青ざめている感じだ。



そんな茜に心外だとでも言うように、悠紀と奏がたたみかける



「えぇ!?な、なんで?琉衣ちゃんいい子だよ?」



「せやで!美人やし。


確かに猫みたいに自由奔放ではあるけど


相手のことしっかり思いやれるええ子なんやで!」