「眠ぃ…学校...新しい...」



重たいまぶたをこすりながら、



ゆっくりとベッドから降りる。



カチャ...



「琉衣。起き...あ、起きてた?」



「今起きた...
今何時?ルナ」


「7時半になるところ。
ウルトラ低血圧の琉衣が、こんな時間によく起きれたね」



ぼやける視界にルナの手が見える。
寝癖のついた茶色い私の髪を軽く撫でてから言った。