眠たい王女様は夢うつつに現実をみる











...そろそろ教室に戻ろ



足は自然と出口へ向く。



「あ、あれ?どこいくのー?」



可愛い彼の言うことは無視して、私は歩を進める。



「え、ちょ、行かないでよぉー!
自己紹介まだなんだよー?」



そんなの私に関係ない



「待ってー!」



「あ、るいやん行かんといてって!...って葵?」



「ね、ホントに帰らないでよぉ!
名前まだわからないし!ね!」