眠たい王女様は夢うつつに現実をみる



「...るーと...おれ?


...は?」



身構えていたシエルはきょとんと

大きな目を見開く。


そこに天野くんが付け加えるように

シエルに向かって笑いかける。



「しえるくんさ、

見た感じそーとー喧嘩とかしてきたんじゃない?

なんか、貫禄?っていうか


琉衣ちゃん護ろうとするときの

殺気?ってゆーの?それがすご...


「ダラダラ喋って誤魔化そうとしなくていいから。

俺をオマケにすれば

るーを姫にできるとでも思ったんじゃない?」


...そんなことっ...」



天野が弁解しようとしたのを、シエルが遮った。



「そうだ。


だが、それが全てじゃない」


夏目はシエル相手に

誤魔化しが効かないことを

悟ったのか、潔く認めた。