眠たい王女様は夢うつつに現実をみる






「...野蛮と決めつける前に1度来ればわかる」



シエルの言葉に夏目は1度目を伏せると、


斜め下を見つめながら呟いた。


そんな夏目の様子に


小さくため息をつくと、


シエルは無言で私の手をぎゅっと握る。


「...」



「...朝も言ったけど、


今のるーはるーであってるーじゃない。


...その事だけは、わかっておいて」




...シエルは、拒否するのをやめた。


半ば諦めの混じったような口調ではあったけど。



「...あぁ。じゃあ、来い」



夏目のその大きな背中に引きつられて


私たちは教室を出た。