───翌日



「おはよ〜るー。学校行こ〜」



バンとドアが開き、元気よくシエルが飛び出してきた。



「...」



すでに着替えていた私は、


バックを持ってすっとベッドから立ち上がる。



「あれ〜まだ寝てると思ってたのに、起きてたんだ〜」



「...」



「るー今日は顔色いいね。よく眠れた?」



「...」



「今日はいー天気なんだよ!カーテン開けるね〜」



カーテンの隙間にあったわずかな陽だまりが大きくなって、


強い光が私の部屋へとさした。



「最高気温が27度だってさ〜


そろそろ梅雨も終わりだね〜」



「...」